・離婚したのに戸籍に離婚が記載されていない
・離婚の記載がある戸籍謄本を取得したい
・離婚の記載がない理由を知りたい
戸籍謄本を取得した際、離婚の記載がない場合があります。
いったいどうしてなのでしょうか?
この記事では「戸籍謄本に離婚が記載されていない理由」と「離婚の記載の確認方法」について解説しております。
※次のような記事もございます。ご参考下さい。
「離婚後の戸籍謄本を見本で解説」
「離婚して10年以上過ぎてから旧姓に戻すには?手続きを解説」
戸籍に離婚の記載がない原因
戸籍謄本に離婚の記載がないのは「転籍等により新しい戸籍が作られた」ことが原因かもしれません。
出生などの事実は新しい戸籍にも記載されますが、婚姻や離婚の事実は原則、新しい戸籍には記載されません。
そのため、「転籍や分籍などの手続きで戸籍が新しくなったため、今現在の戸籍謄本に離婚の事実が載っていない」可能性があります。
戸籍が新しくなる手続きとしては次のようなものがあります。
・転籍
・分籍
・婚姻
・養子となる養子縁組
・戸籍の改製 など
※戸籍の改製の意味については「戸籍の改製とは?」をご参考下さい。
それでは離婚の記載はどこで確認することができるのでしょうか?
離婚の記載の確認方法
離婚の記載の確認方法は「離婚当時の戸籍までさかのぼって戸籍を取得する」ことで確認できます。
それでは具体的に過去の戸籍をさかのぼって請求するには、どうすればいいのでしょうか?
過去の戸籍を遡って請求する方法
新しく作られる戸籍には、どの戸籍から来たか記載されています。
具体的には「戸籍事項」や「身分事項」という箇所に記載されています。
戸籍事項、身分事項とは?
「戸籍事項」は上の画像の①の箇所の事をいい、「身分事項」とは②の箇所を言います。
この戸籍は分籍により作られた戸籍なので、身分事項には次のような記載あります。
この身分事項の【従前戸籍】には
○○県○○市○○町○○番地 戸籍太郎
のような記載がされておりますので、過去の戸籍を遡って請求する場合、【従前戸籍】に記載ある役所へ、本籍地 ○○県○○市○○町○○番地 筆頭者 戸籍太郎 で戸籍(除籍)謄本を請求していくことで過去の戸籍をさかのぼって請求していく事ができます。
まとめ
戸籍に離婚の記載がない理由や過去の戸籍をさかのぼって請求する方法をまとめさせて頂きました。
次のような記事もございますので、ご参考下さい。
「戸籍とは?戸籍謄本の見本で結婚や離婚など記載される内容を解説」
「離婚して10年やっぱり旧姓に戻したい!理由と手続きを解説」
「離婚して子供が大きくなったので旧姓に戻したい!手続きを解説」
離婚後に苗字を旧姓に戻したい方など苗字・名前の改名を相談されたい方は司法書士事務所エベレスト大阪までご相談下さい。