・改名手続きはどのくらい費用がかかるの?
・旧姓に戻す場合の弁護士の相場は?
・弁護士や司法書士の費用を安くするには?
この記事では、年間2500件以上の改名相談を受けている司法書士が次の内容を解説しております。
・改名手続きの費用
・弁護士、司法書士の費用の相場
・費用を安くする方法 など
苗字、名前を変更されたい方は是非ご参考下さい。
次のような記事もございます。ご参考下さい。
「苗字・名前の改名手続きをどこよりも詳しく解説」
「改名手続きに強い弁護士、司法書士はどこ?」
「改名手続きは自分で簡単にできる?注意点や申立理由の書き方を解説」
目次
改名手続きの費用
結婚や離婚、養子縁組など以外で苗字・名前を変更するには「家庭裁判所での手続き」と「役所での手続き」が必要となります。
それぞれの詳しい手続きの流れは「改名手続きをどこよりも詳しく解説」をご参考下さい。
それぞれの費用は次の通りです。
①家庭裁判所での費用:1000~3000円ほど
②役所での費用:無料
家庭裁判所では費用がかかりますが、役所では費用はかかりません。
また「①家庭裁判所での費用:1000~3000円ほど」の内訳は次の通りです。
内訳
1.収入印紙800円
2.郵便切手200円~1500円ほど
3.(苗字の場合)許可後 収入印紙150円
※交通費、郵送費、戸籍謄本代などは除いております。
郵便切手の金額は管轄の裁判所によって金額が異なり「【全国版】改名手続きでの郵便切手金額一覧」から調べることができます。
苗字の変更の場合のみ許可後に収入印紙150円が必要となります。
弁護士・司法書士の報酬の相場
苗字を旧姓に戻す場合など、改名手続きを弁護士や司法書士などの専門家に依頼した場合、費用はどのくらい必要なのでしょうか?
弁護士報酬の相場
そもそも改名手続きを専門に行っている弁護士事務所・司法書士事務所は多くありません。
その中で改名業務を行っている弁護士事務所には次のような事務所があります。
報酬 | ||
着手金 | 成功報酬 | |
小川綜合法律事務所 (東京の事務所) | 16万5000円(税込) | 無し |
福岡パシフィック法律事務所 (福岡の事務所) | 約33万円~(税込) | 約33万円~(税込) |
上記の費用は専門家の報酬のみを記載したものであり、出張費用や実費費用は含まれておりませんのでご注意下さい。
弁護士の相場としては「10万円~70万円」ほどが多いようです。
司法書士報酬の相場
弁護士と同じく改名手続きを専門としている司法書士は多くありません。
改名業務を行っている司法書士事務所には次のような事務所があります。
報酬 | ||
着手金 | 成功報酬 | |
Rename司法書士事務所 (東京の事務所) | 5万5000円(税込) | 5万5000円~(税込) |
司法書士事務所エベレスト大阪 (大阪の事務所) | 4万4000円(税込) | 7万7000円(税込) |
Rename司法書士事務所では上記報酬に加えて裁判所への申立費用などが必要となります。
司法書士事務所エベレスト大阪では上記報酬に裁判所への申立費用などが含まれております。
また却下判決となった場合に着手金を返金するサービスがございます。
司法書士の相場としては「10万円前後」が多いようです。
弁護士、司法書士の違いは?
弊所では改名手続きを自分でする場合、弁護士や司法書士に依頼する場合の違い、それぞれの特徴を「改名手続きは自分でするべき?弁護士や司法書士など専門家の違いは?」の記事にまとめております。ご参考下さい。
費用を安くするには?
弁護士、司法書士の費用を安くするためには、次の点を検討しましょう。
・手続きを必要な範囲でのみ依頼する
・改名の難易度で成功報酬が変わるか
・依頼後に追加費用が発生しないか
・出張費用が発生しないか
・どの範囲までサポートしているか
・費用に見合うサービスをしているか
費用を抑えるうえで大事なことは「出来る限り費用をかけない」ことも大事なのですが「費用に見合ったサービスを提供しているか」という点も重要となります。
手続きは必要な範囲でのみ依頼する
当たり前かもしれませんが、費用を安く抑えるうえでは「弁護士、司法書士に依頼する内容を必要な範囲でのみお願いする」ことで費用を安く抑えることが出来ます。
弁護士と司法書士では手続きを行える内容が異なり、大きく違う内容としては裁判所から面談を求められた際に、弁護士は依頼者の代わりに出廷することができますが、司法書士は依頼者の代わりに出廷することができません。
そのため裁判所での面談もお願いしたい人は弁護士に、裁判所での面談は自分でするという方は司法書士に依頼をするというのも費用を安く抑えるポイントです。
改名の難易度で成功報酬が変わるか
改名の難易度によって成功報酬が異なってくる弁護士、司法書士事務所がございます。
そのため依頼する前には自分のケースで改名が許可された場合、どのくらいの費用になるのかを確認しておきましょう。
依頼後に追加費用が発生しないか
依頼後、どのような場合に追加費用がかかるのかを調べておくことも大事な点です。
依頼後、追加で相談する場合に相談料がかからないか、手続きが長期となった場合に追加費用を支払わないといけないか、依頼した当初より手続きが煩雑となった場合に費用が発生するかなどがあります。
気になる方は依頼前に確認をしておきましょう。
出張費用が発生しないか
改名手続きを依頼する場合、弁護士、司法書士によっては依頼する前に直接面談することを原則としている事務所もございます。
仕事の都合などで弁護士、司法書士事務所に行くことができず、弁護士、司法書士に出張で自宅などに来てもらう場合、出張費用が必要となります。
弁護士の出張費用は5万~10万円となることもあり、思った以上に費用がかかる場合がございます。
どの範囲までサポートしているか
依頼する弁護士、司法書士がどのような範囲まで改名業務をサポートしているか依頼前に調べておきましょう。
家庭裁判所への申立のみを行っているのか、家庭裁判所への申立後のサポートもしているか、改名許可が下りた後のサポートはどうなのか、遠方からの依頼でも対応しているのかなど、依頼する事務所によってサポートの幅が異なってきます。
費用に見合うサービスをしているか
費用を安く抑えたが、結果、改名許可がおりなかった、ということになった場合、本末転倒です。
依頼する事務所が、改名業務についてどのような実績があるのかは確認しておきましょう
氏名変更相談センターのサービス・費用
この記事を作成している氏名変更相談センターのサービス・費用は次のとおりです。
1つ例としてご参考下さい。
詳しい内容は「サービス内容」「料金表」「お客様の声」もご参考下さい。
対応内容:
裁判所での面談代行以外の改名手続き
成功報酬:
改名の難易度で成功報酬は変わりません
追加費用:
戸籍謄本を代行取得しなければ追加費用はございません
出張費用:
面談が不要のため出張費用もかかりません
事務所の実績:
「お客様の声」をご参考下さい
まとめ
苗字・名前を変更する際の実費や弁護士、司法書士費用、報酬についてまとめさせてもらいました。
この記事を参考に名前(氏名)変更の裁判業務をどのように進められるのか、ご検討頂ければと思います。
この記事を見て頂き、氏名変更相談センターに相談してみようと思っていただけたのでしたら、お気軽にご相談ください。