海外ではファーストネームやラストネーム、セカンドネームなど様々な名前がありますが、実際にどのように使い分けられているのでしょうか？
この記事は「ファーストネームやセカンドネームなどの意味やミドルネームとの違い、日本人が戸籍上セカンドネームを追加する方法」を掲載しております。
※該当される方は次の記事もご参考下さい。
「国際結婚した夫婦の苗字・名前を変更するには？」
「複合姓とは？複合姓のメリットや改名手続きを解説」
目次
ファーストネームとは？
ファーストネームとは「日本で言う苗字と名前のうち名前のこと」を言います。
例えば山田太郎さんの場合、「太郎」がファーストネームになります。
欧米などでは「山田太郎」さんは「TARO YAMADA」という順番になり、最初にくる名前のためファーストネームと言われます。
ラストネームとは？
ラストネームとは「日本で言う苗字と名前のうち苗字のこと」を言います。
例えば「山田太郎」さんの場合、「山田」がラストネームになります。
ラストネームは「ファミリーネーム（Family Name）」や「サーネーム（Surname）」と言われることもあります。
ミドルネームとは？
ミドルネームとは「ラストネームとファーストネームの間にある名前のこと」を言います。
ウィリアム・ブラット・ピットさんで言えば、ブラットがミドルネームとなります。
セカンドネームとの違いは？
セカンドネームとは「２番目に来る名前のこと」を言います。
国によって「セカンドネーム」の有無は分かれますが、イギリスなどではミドルネームが２つ、３つ以上ある人もいます。
例えば有名な画家「ピカソ」さんの本名は「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・チプリアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」です。
この場合、ファーストネームは「パブロ」、ラストネームは「ルイス・イ・ピカソ」、ミドルネームが「ディエゴ～トリニダード」までとなり、セカンドネームは「ディエゴ」となります。
アメリカなどではファーストネーム、ミドルネーム、ファミリーネームとなるので、ミドルネームとセカンドネームが基本的に同じになるかもしれませんが、ミドルネームが２つ以上ある場合はセカンドネームとミドルネームが全く同じというわけではありません。
日本人にセカンドネームはつけれるの？
日本人にセカンドネームなどのミドルネームをつけることはできるのでしょうか？
日本の戸籍には、セカンドネームなどのミドルネームを登録する項目はないですが、名の欄に「ミドルネーム＋名前」または「名前＋ミドルネーム」で登録することで、戸籍上ミドルネームを加えることができます。
上の戸籍のように、ミドルネームを登録する項目はありませんので、ミドルネームを加える場合、【名】と書かれている項目に、ミドルネーム＋名前で登録をします。
苗字にミドルネームを加える方法もありますが、苗字は戸籍にいる家族全員の共通の苗字になりますので、苗字にミドルネームを加えると家族全員が同じミドルネームを名乗る事になります。
そのため多くの方はミドルネームを下の名前に加えられています。
戸籍の見本については「戸籍の見本一覧」をご参考下さい。
セカンドネームを戸籍に追加する方法
日本人が戸籍にセカンドネームなどのミドルネームを追加するには「家庭裁判所で氏または名の変更許可申立」を行う必要があります。
家庭裁判所での改名手続きについてはこちらの記事をご参考下さい。
「戸籍にミドルネームを追加する手続きの流れ」
「苗字・名前の改名手続きを丁寧に解説」
まとめ
セカンドネームの意味、ミドルネームとの違い、戸籍にセカンドネームを加える方法について記載させて頂きました。
戸籍上の名前にセカンドネームを付けることは簡単ではありませんが、通称名の実績などを積んでいくことで改名することは可能です。
かっこいいセカンドネームを付けたい、セカンドネームを変えたい、消したいなど改名手続きについては氏名変更相談センターまでご相談下さい。