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離婚届で旧姓に戻す場合
離婚の届出で旧姓に戻す場合、費用と期間は、どのくらいかかるのでしょうか?
費用は?
離婚届で旧姓に戻す際、費用はかかりません。
なお、離婚後、戸籍謄本の取得は必須ではありませんが、離婚後の戸籍謄本を発行する場合、450円ほどかかります。コンビニで戸籍謄本を発行する場合100円ほど安くなる場合があります。
期間は?
離婚届を提出してから、離婚後の戸籍謄本を受け取れるまでの、おおよその期間は次の通りです。
・本籍がある役所に離婚届を提出…2日~7日前後
・本籍以外の役所に離婚届を提出…7日~14日前後
離婚届を本籍地以外の役所に提出する場合、その役所から本籍の役所に離婚届が送られ、そこから処理となるため本籍の役所に提出するより、少し時間がかかります。
家庭裁判所の手続きで旧姓に戻す場合
離婚後も、婚姻時の氏を名乗ることを選択した人が、苗字を旧姓に戻す場合、家庭裁判所の手続きが必要となります。
どのような場合に家庭裁判所の手続きが必要になるかについては「離婚後、苗字を旧姓に戻す手続きを丁寧に解説」の記事をご参考下さい。
家庭裁判所での費用は?
弁護士や司法書士などに頼まず、自分で家庭裁判所の手続きで旧姓に戻す場合、家庭裁判所では、おおよそ1000円から3500円ほどの費用が必要となります。
内訳は次の通りです。
1.収入印紙800円
2.郵便切手200円~2500円
3.変更許可後 収入印紙150円
2の郵便切手の金額は申し立てをする裁判所によって異なります。
郵便切手の金額については「【全国版】家庭裁判所での郵便切手の金額一覧」の記事をご参考下さい。
なお、上記の費用は家庭裁判所で必要となる費用ですので、申立の準備をするにあたって必要となる戸籍謄本の発行費用や裁判所への交通費、郵送費用などは含まれておりません。
弁護士や司法書士に依頼した場合の費用の相場は?
家庭裁判所の旧姓に戻す手続きは専門家に依頼することも可能です。
弁護士に依頼した場合の相場は「10万円~50万円」ほどで、司法書士に依頼した場合の相場は「10万円前後」が多いようです。
なお、この記事を作成している司法書士事務所エベレスト大阪では、7万7000円(実費、税込み)で対応しております。
その他、改名手続きを自分でする場合、弁護士や司法書士に依頼する場合の違いをまとめた「改名手続きは自分でするべき?弁護士や司法書士など専門家の違いは?」という記事がございますのでご参考ください。
家庭裁判所での手続きの期間は?
旧姓に戻す手続きの場合、手続きが完了する期間は家庭裁判所に申立てをしてから、おおよそ1,2か月ほどです。ただし、地域や申立内容、申立時期によって、期間は前後する場合があります。
離婚した人が旧姓に戻す家庭裁判所の手続きは、一般的な苗字の変更より、スムーズに手続きが完了する場合が多いです。
詳しい改名手続きの流れは「苗字・名前の改名手続きを丁寧に解説」もご参考下さい。
その他の費用は?
その他の苗字を旧姓に戻した後の手続きや書類を発行する費用は次の通りです。
・マイナンバーカードの変更…無料
・健康保険証の変更…無料
・パスポートの変更…6000円
(残存有効期間を繰り越さず新規の申請…6000円~16000円)
・運転免許証の変更…無料
(運転免許証を再発行する場合、2250円)
・戸籍謄本の発行…450円
・住民票の発行…200円~350円ほど
まとめ
旧姓に戻す手続きの費用と期間について解説をさせて頂きました。
家庭裁判所での旧姓に戻す手続きが心配な方やご自身が旧姓に戻すことが可能かどうかを相談されたい方はお気軽に氏名変更相談センター(運営:司法書士事務所エベレスト大阪)までご相談下さい。